せんだいみんなの庭計画

はじめよう、未来の現在

世界一美しいゴミ箱プロジェクト

世界一美しいゴミ箱プロジェクト

定禅寺通では事業ごみの集積所を
ケヤキの木の下に設置し、
早朝に回収業者が収集していますが、
定禅寺通を市民や企業による
ごみ拾い活動できれいにしても、

このゴミ集積所の風景が杜の都仙台のシンボルとも言える
定禅寺通の景観を損なっていることなどの課題がありました。

このゴミ集積所の風景が
杜の都仙台のシンボルとも
言える定禅寺通の景観を
損なっていることなどの
課題がありました。

集積所をケヤキの木の下に設置

移動したことで、緑化フェアの時に
ケヤキ下にお花が埋められました!

ごみ拾い活動の中で見えてきたごみの集積所の課題から、 ごみ箱のあり方を「ごみを隠す場所」としてではなく
「ごみや自然環境への前向きな関心のきっかけ」にすることを目的とし、

「世界一美しい
ごみ箱プロジェクト」
を始動しました。

ごみ箱のメインビジュアルは、
株式会社チャレンジドジャパンで就労支援を受けている方々に描いていただきました。
臨床美術師の渋谷ひでみさんが作画のサポートをしてくださり、
沢山のユニークな「素材」が出来上がりました。

「定禅寺通りを描こう」というテーマで、
事前に定禅寺通りを歩き気なるものを写真などでメモし、
自由にパステルで定禅寺通りを表現してもらいました。
紙やすりに描くことで独特の世界観になりました。

絵の背景に使われているヤスリの茶色に合わせました。
街の背景にも馴染みやすいです。
片面には「これはゴミ箱です。」のメッセージ。
でもよくみると、TRASHが消されているので、単なる“ゴミ箱”ではないのかな?
と、プロジェクトに興味を持ってもらえるよう、謎かけのようにしてみました。

ゴミ箱=TRASH BOX(トラッシュボックス)と訳しますが、
TRASHを「/」(スラッシュ)で消しました。
スラッシュには、切り込む、減少する、という意味があります。

ゴミ箱を概念的な位置付けとしたこのプロジェクトを通して、
ごみの問題に前向きに切り込み、少しでもごみを減らし、より美しく、
世界に通用する定禅寺を目指していくという決意を込めました。

ゴミについて前向きに考えることで
身近な「持続可能な世界づくり」を
定禅寺通りから発信していきます