作画2日目は、定禅寺ストリートジャズフェスティバルをイメージし、
ジャズの曲を聴きながら絵を描く手法を用いました。
一曲目は、ジブリ作品『魔女の宅急便』の挿入曲『海の見える街』のジャズアレンジ、
二曲目は、参加している方の中からリクエストがあった、ジャズのスタンダードナンバー『Fly Me To The Moon』に
合わせ、アクリル絵の具を用いて描いていきます。
作画のサポートをしてくださった
臨床美術師の渋谷ひでみさん
から、『Fly Me To The Moon』を聞いて、
どんなものやイメージを連想しましたか？もし、
シェアしても良いよという方がいたら皆さんに
教えてください。」と呼びかけが。
ある方が挙げてくださったイメージは「木目調」。
ジャズのムーディーなメロディから、
バーカウンターを連想されたようです。
木のテーブルにカクテル、仕上げに黄色の絵の具を散らし、きらきら感を演出されていました。
着色に使ったのは、絵筆だけではありません。
てるてる坊主のように割り箸に布を巻いたものや、歯ブラシなども使いました。
色をたくさん重ね、さらに黒い絵の具で書き込んだのは……
漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の舞台が仙台であることから、ジョジョをイメージした文字だそうです。
美しいブルーのグラデーションを載せていた方も。
黄色のポンポンをアクセントに載せている様子。
黄色の丸は、なんと天ぷらのイメージだそう。オリジナリティのある作品に仕上がっていました。
同じ曲を聴いていても、
使う色や描き方は十人十色。
それぞれの感性を覗かせていただく
ような作品の数々が生まれました。