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韓国・ 聖水レポート③

韓国に見る、賑わいを生む建築と発想

株式会社仙台協立が創立60周年を迎え、その記念行事にご招待いただきました。

本レポートでは、韓国組の参加者による研修の様子を、1人ずつ毎月ご紹介してまいります。

【レポート執筆:S.M 】

まちの賑わいを作り出すための工夫でした。大地震が少ない韓国特有の建物への大胆なアプローチも背景にあるのかもしれませんが、新しいものを積極的に取り入れ、既存の建物をリノベーションすることで、活気あるまちが生まれていると感じました。

建物は、3階建て程度の建物が多く、1階の店舗がリノベーションされ、窓を大きく取ることで、どんな店か外から分かりやすくなっており、店内の空間にも工夫が見られました。

天井が高く開放感があるため、人々が入りやすく、また長居しやすい環境が建物自体から感じ、このような建築からのアプローチが、結果的に人の賑わいを創出しているのだと気づきました。

もっと時間をかけて、店舗の中や建物の構造、デザインをじっくり見たかったと感じました。

今回の研修で、日本でも応用できる点が多々あることも分かりました。

例えば、カラフルな椅子の設置や、芝生の導入など、比較的低コストで実現可能なものを取り入れ、「良いテナントが入居すれば必然的にまちは賑わう」という受動的な考え方ではなく、「魅力的なビルや空間を先に作り出すことで、自然と良いテナントが集まり、結果としてまち全体の賑わいを生む」という、能動的な視点を持つことの重要性を再認識しました。

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