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2020.05.02

STREET TAKEOUT PROJECT(ストリートテイクアウトプロジェクト)

仙台協立では仙台市と連携し、遊休不動産の活用や、公共空間の活用による「賑わいの創出」「回遊性の向上」を目的とした、まちづくりに取り組んでいます。

現在の予測もしなかった事態の中、民間事業者の事業母体が継続しないことは、今後のまちづくりに多大な影響を及ぼすと感じており、「歩道でのお弁当販売」プロジェクトを始めました。

緊急事態宣言の延長の報道もあり、様々な業種に影響が広がっています。弊社も、自社の中で展開していた貸し会議室・レンタルスペース事業はほとんどの予約がキャンセルとなり現在は利用休止、その他の事業にも様々影響が出ています。
また微力ながら、お世話になっているテナント様への賃料支援や補助金申請支援などは行ってきましたが、もっと直接的な支援ができないかという事で、こんな時だからこそ不動産オーナーとしてできることはないかと考えました。

道路空間を使ってお弁当の販売を行う「ストリートテイクアウトプロジェクト」

このアイデアに一早く賛同してくれたのが、以前からまちづくり事業を一緒に進めている㈱SDCと仙台市職員の方々です。両者が力を貸してくれたおかげで、昨日、仙台協立第1ビル前、第2ビル前、仙台駅前の第12ビル前北側での道路使用許可が、最短で5/8(金)には警察からの許可が下りるだろうと回答をいただきました。
5/8から弊社のビルの前の歩道を使ってお弁当の販売ができることになります!

そして実際にお弁当を販売する飲食店については、1階でも奥まっているお店や、地下・2階以上に店舗があるのような、街に開いた販売が難しいと感じている飲食店さんが賛同して下さり、5/8からのお弁当販売に向けて準備を進めています。

また、今回の取り組みとしては、各テナントの業務に過度な負担とならないよう、飲食店が個別に道路使用許可申請を行うのではなく、ビルオーナーである弊社がとりまとめを行いました。
この、道路課や警察への許可等のとりまとめが分かりにくい部分もある中、仙台市職員の方々が課を超えて協力してくれたおかげで、申請提出まで一気に進めることができました。
私たち民間がやりたいことを実現する為に、ルールや規制を守りつつもどうやったらそれが実現できるか、を全力でサポートしてくれるパブリックマインドを持った公務員の方々には、本当にいつも感謝しています。

そして、(株)SDCの代表 本郷さんからはセンダイヤタイを無償で貸し出してくれると申し出があり、仙台協立第1ビル第2ビル前で使わせていただくことになりました!
皆さまのお気持ちとサポートが嬉しい限りです。
(↓よくマルシェで活用されているセンダイヤタイ)

歩道活用にあたっては、安全に配慮し、ルールに基づけば、他の場所でも展開していくことが可能ですので、参考までに今回の申請の概要を記載いたします。

□場所
・歩道空間では、3m以上の有効残余幅員、及び視覚障害者用誘導ブロックから60㎝以上の離隔を確保できる安全な場所に限定
・ビルオーナーや商店会にも事前に相談を行う

□販売物
・食品衛生法に基づく営業許可の対象とならないような物販(弁当、飲み物など)に限定
・焼き菓子については、菓子製造許可のとれているキッチンでつくられたものに製造シールが貼られているものは販売可能

□感染対策
・人が並ぶ場合には、間隔を前後1m以上確保するとともに、販売員の感染対策を徹底する
・マスク、手袋の着用を行う

□届出関係
・中央警察署
道路使用許可書、出店テナントリスト、テナント代表者の身分証のコピー、図面、連絡体制表


(クリックで拡大表示します。)

感染拡大防止や、安全に配慮しながらも、少しでもまちとみなさんのお役にたてる取り組みを行っていけたらと思います。

株式会社 仙台協立

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